僕の考え方 その3

こんにちは、びくとり男です。

ダラダラと長く書く誰得シリーズの第三弾です。

今回は、「銃は危ないのか」です。

問.銃は危ないですか?
答.はい

以上







・・・では当たり前すぎますね。

それでは少し深掘りしてみましょう。
銃弾の物理的なエネルギーです。

物理で習った方も多いかと思いますが、エネルギー(E)は
速度(v)の二乗と重量に比例します。
具体的な式は
E=1/2×m(質量)×v^2
ですね。

では、ざっくりと銃弾がどのくらいのエネルギーをもっているのかを計算してみましょう。
弾頭は30口径のライフル弾です。
重量は165グレイン。グラム換算にすると、1グレインは約65ミリグラムなので、65×165=10,725ミリグラム。
つまり、10.7グラムですね。
後々の計算のためにキログラムにして、0.0107キログラム。
狙撃銃の早めの部類の銃口速度で1400メートル毎秒とします。

すると、0.0107×1400×1400÷2=10486ジュール(だったっけ?)
10.5キロジュールですね。
これは、どのくらい大きい数字なんでしょうね?教えて、エロイ人。


さて、この数字はさておいて、別の事例を引っ張ってきましょうか。
引き合いに出しますのは皆さん大好きな「軽バン」です。
エブリィやサンバー、ハイゼットにミニキャブなんかですね。
これは車重が960キログラム。
速度は、一般国道を想定して50キロメートル毎時とします。
50キロメートル毎時は秒速に換算すると、50000メートル毎時÷60分÷60秒=13.9メートル毎秒。
銃弾の100分の1ぐらいの速度ですね。

では、エネルギーを計算しましょう。
960×13.9×13.9÷2=92,741ジュール
92.7キロジュールですね。

さてさて、銃弾のエネルギーと比較しましょう。
銃弾は、10.5キロジュール。
軽バンは92.7キロジュール。
なんと、軽バンのほうが8.8倍以上もエネルギーが高いという結果が出ました。

もちろん、ぶつかる面積の関係で、銃弾による加害はとても大きなダメージになりますが、
車も十分に凶器となりうることが推測できます。

人が密集しているところで、ライフル弾を1発撃つのと、車で突っ込むのでは、どちらが被害が大きいでしょうか?
考えるまでもありませんね。

では、銃のほうが安全か?というとそういうつもりはありません。
遠くまで、速く飛ぶので、非常に危険です。


ただ、間違ってはいけないのが、「銃」が人を傷つけるのではありません。
「人」が傷つけるのです。

そして、銃であろうが、車であろうが、包丁であろうが、悪人が使えば恐ろしい凶器になります。
使う人次第なのです。

しかしながら、銃による事故や事件はセンセーショナルに報道されるため、必要以上に恐怖感をあおられます。
身近ではありませんしね。


銃の所持許可申請では、警察(公安委員会)の身辺調査で、暴力団関係者やその知人、近所でトラブルを起こす人や、家族から所持させたくないという声が上がる人には許可がおりません。

逆にいえば、今、銃を持っている人でも、身内から一人でも「銃を取り上げて」と警察に訴えがあればそれで取り上げです。
車の免許ではあり得ませんね。
その他、申請の都度都度で警察からの聴取(聞き取り)で、カッとなるような人もその時点で不許可です。
家族に暴力をふるう人もアウト。

相当厳しく調査されるのです。

車はどうでしょうか?
最近騒ぎになっているあおり運転を行うような人。

銃所持者であれば、あおり運転、暴行、恐喝。これだけで「直情怪行」(カッとなってキレる)と見なされ、銃の所持許可は取り消し。
しかし、車の免許はそのようなことはありません。

しかも、銃の所持許可取り消しを受けると、刑の執行を完了してから5年間は再申請は不可能ですし、取り消し内容によっては警察が許可を下ろす事が無くなるので、二度と持てないということにもなります。

車は?免許取り消しでも、ある程度の期間でまた取り直せますし、簡単に取り消しにできるシステムでもありません。


また、犯罪に銃がよく使われるというイメージがあると思いますが、銃がらみの事件は暴力団等の事件が多く、そもそも不法所持者の事件です。
もちろん、正式に許可を得ている銃での事故や事件は0ではありませんが。

それでも、猟銃による死亡事故は平成28年では残念ながら2件発生しています。
47都道府県で空気銃、散弾銃、ライフル銃の狩猟免許を取得している人数は70854名ですので、
35427人に1人は死亡事故を起こしてしまっていることになります。

一方車ではどうでしょうか?
免許の取得者は平成28年では8220万5911人(警察庁データベースより)
自動車事故による死亡者数は、3790件(死亡者数3904人)とあります。
21690人に1人は死亡事故を起こしている計算になります。

車のほうが免許所持者に対して、死亡事故の発生数が多くなっています。
それでも、銃は危なくて、車は危なくないと言えるでしょうか?
どちらも危ないのではないでしょうか?


さて、車と銃の事故割合などを見てきましたが、つまり、「銃は車よりはまだ安全だから、車の免許程度に簡単に取得できたほうがいい」と言えるのでしょうか?

これについては、僕の意見ですが、「車より圧倒的に厳しいままでよい」と思います。

取得する金額が増えるのは勘弁してほしいけど、手間や手続きが多いということは、それだけ、本気な人だけしか取得しようと思わないということになります。

実際、僕が取得したのは、空気銃なので、装薬銃よりは簡単でしたが、
講習の受験手続で1回、所持許可申請で1回、所持許可証の受け取りで1回、銃の確認で1回、所持目的で「狩猟」を追加するために1回と、これまでに5回警察に直接出向いています。
銃砲担当の方と仲良くなるくらいには通うことになります。
めんどくさいでしょう?
それでいいんです。めんどくさいから取りたくないなら、取らないでいいのです。
装薬銃では更に2回は追加されます。

これだけ面倒なら、本当に取りたい人しか残らないでしょうし、長期間いい人を装うことも難しいでしょう。
どこかでボロが出るのではないでしょうか?


ある、銃所持者は、「教習射撃」というのを申請したものの、その人は有害鳥獣駆除員だったため、銃の所持許可更新のために教習射撃を受けなくてもよくなったため、キャンセル待ちをしている人に順番を譲ってほしいと言われたことがあるそうです。
しかも、支払った1万円以上の金額は規則上返金できないそうです。
ここで「ふざけんなよ!返金しろよ!」と怒鳴ったとしたら即取り上げです。
ぐっと我慢するしかないのです。「そうですよね・・・。わかりました」と。


このように、銃を所持し続けるだけでも、かなりの忍耐力や人間力が必要です。
「銃を持つやつはなにするかわからない危険人物だ」などということは、言われたくありません。
例え言われ続けても、我慢するしかありませんが。


さて、脱線したような感じになりましたが、単純に、感情論を抜きにすれば、銃は車よりは危険度は少ないと思います。
そして、所持許可を得ている人は(たとえ仮初めであっても)、人に迷惑をかけないようにと思っています。

そして、傷害や殺人事件を起こす犯人は、銃が手に入らなかったら犯行を止めるでしょうか?
それとも、代わりに(許可の要らない)ナイフや包丁、車を使用して犯罪を起こそうとするでしょうか?


すべてはその道具を使う人次第なのです。
「銃」というイメージだけで判断することは、ちょっと待ってほしいと思います。
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